実際にあった悪質水道修理業者の被害事例

　水道修理被害事例

• 現在、水道業界は多くの企業が参入しその中の一部の企業が悪質な営業をしていた為、社会問題となりました。被害者の多くが、マグネットチラシ等を見て電話をしています。

2018年　実例

トイレつまりのご依頼でお客様が提示された見積もり金額は5万を超えていました。作用債はこちらより　→　【トイレつまり】　小牧市

　被害事例１

• トイレが詰まってしまい、冷蔵庫に貼ってあったマグネットチラシを見て修理を依頼した。マグネットには水道局指定工事店・2000円値引き・見積り無料と書かれてあった。１時間ほどで到着すると「これは薬剤を使わないと直らない」と言い薬剤を使用し始めた。薬剤の料金をたずねても「やってみないといくらかかるかわからない。」と言い明確な金額を提示する事なく作業を続けた。しばらく薬剤とラバーカップによる作業をした後、「便器を外さないと直らない。修理には８万円かかる」と言われ、想像よりも料金が高かった為、作業を断ると「じゃあ、今日は薬剤料金とラバーカップの作業代金で４万円払って下さい。」と言われた。料金が高い事を告げると修理業者は口調が荒くなり、怖くなった主婦は４万円を払ってしまった。

　被害事例２

• 以前から台所の蛇口から水が漏れていた為、マグネットチラシを見て電話をかけた。電話で料金を尋ねると「基本料金は３０００円です。正確な金額は実際に見てみないとわからない。」と言われて不安を感じたが、女性オペレーターの優しい口調に安心して修理を依頼した。業者は蛇口を見るなり「これは全部交換しないと駄目だ。このタイプの蛇口はもう部品がない」言われ料金を尋ねると１０万円近い金額を提示された。パッキンの交換程度で直ると思っていた為、主人と相談したい旨を伝えると、出張料金を請求された。マグネットチラシには見積もり無料と書かれていた事を伝えると、業者は文句を言いながら帰って行った。後日、他の業者に見てもらうとパッキンの交換だけで直す事が出来た。

　被害事例３

• お風呂が詰まってしまい、指定工事店と書かれていたマグネットチラシを見て修理を依頼した。２時間ほどで到着した業者は「これは大変だ。外の配管が詰まっている。高圧洗浄で直さないと駄目だ」と言い、料金を確認すると口頭で３万円かかると告げられた。修理をお願いすると２０分ほどで作業は終わり、お風呂の詰まりも解消された。しかし、請求された金額は75000円で、最初に聞いた金額と大きく異なる料金だった。こんな金額は払えない事を伝えると、「薬剤もたくさん使いましたし、30000円とは別にメーター5000円の作業代金がかかる。これは実際に作業してみないと何メーターあるかは分からない」と言われた。

　悪質業者の共通点とは

• 事前の金額提示が無い、もしくはあいまいである。
  通常の作業料金は価格設定が決まっていますし、ある程度の経験があればどのぐらい料金がかかるかは分かるはずです。確かに作業してみないとわからない現場があるのも事実ですが、そういった状況も踏まえた事前の見積り提示が必要です。

• 実際の事実とは異なる説明をする。
  このタイプの部品はもう作られていない。便器を交換する必要があるなどお客様に事実とは異なる説明を告げ、不必要な作業を行います。作業を行う前に本当に部品は作られていないのか？本当にこの作業は必要なのか？などしっかりと確認しましょう。

• お客様への恐怖心をあおる。
  すぐに工事しないと大変な事になる！今作業しないと料金が高くなるなど知識の少ないお客様へ対し、恐怖心をあおり契約を迫るケースがあります。私の経験上、よほどな状況でなければ今すぐに工事が必要といったケースは極めて稀です。大きな契約を迫られた場合はすぐには契約をせず、落ち着いて他の業者にも見てもらいましょう。

　インターネットを活用する

現在多くの家庭でインターネットが普及しています。これを使わない手はありません。修理を依頼する前に、必要な部品・作業・部品の価格・妥当な作業料金などは調べる事は可能です。

多くのお客様が水道局指定工事店だから安心できる。と言われますが、極端なことを言えば指定工事店というのは給水装置の資格が有るか無いかの違いだけです。チラシに指定工事店と書かれているからと言って決して安心は出来ません。

わずか数年前に全国的に悪質な営業を行い業務停止を受けた業者が社名を変え、電話番号を変え現在もマグネットチラシに芸能人をイメージキャラクターし指定工事店として関東・中部・関西を中心に展開する企業は実在しています。

社名の変更などで全くの別業者のように見えますが、本社住所などの変更はされておらずインターネットで本社住所を入力し調べる事も可能です。